大型二輪免許教習レポート!

2011年6月10日by SANKO大型二輪免許教習レポート! はコメントを受け付けていません

最近まで知らなかったのですが、ほとんどの教習所では二輪免許(小型・中型)
を所持してなかったら大型免許の取得が出来ないらしい。。
勿論、試験場の一発は大丈夫みたいです。なかなか受かりませんが…。
私はMT中型二輪所持なので、12時間実車教習を受ければいいです。
えらい短い時間でいいねや~
と喜んでる場合ではないです。。
免許歴は長いですが、バイクに乗ってた期間はかなり前です。
JOG Z(原付) 3年間
ZZR-250
ZZR-400  大学在学中
アドレスV100 通勤仕様で3年程?
大きいバイクは22歳以来乗ってないです。
ZZRはとても柄が大きく取り回しが大変でした。
バイク屋さんに
「ZZR乗ってたら大型免許はすぐ取れるよ~!」
なんて言われたのを思い出します。
zzr400.jpg
【第一段階】
※1時間目
約16年ぶりに乗車です。(少し緊張。。)
ホンダのCB750です。(足届くかな??)
意外とコンパクトです。足付性はいいです。
400のトルク感の比較は…、16年前のことなんて覚えてないですよ。。
ただトルクは太く、意外や非常に乗りやすい!
CB750.jpg
単純に外周をグルグルです。
久々でしたが、操作自体は既に身についてるので問題なしです。
個々のバイクの癖も少し乗れば感覚が掴めますし。
MTも日頃から車でのってるので全く問題無しです。
すぐに慣れて快適です!
正直、「これやったら余裕やな~」なんて思ってました。
なめてましたね。。
大学在学中の4年間の通学での癖が後に苦しむ事に…。
※2時間目
教習所の売りでもあるハーレー883Rに乗車です。
前の時間と同様、同じコースをグルグルです。
排気量も大きく、教習所の狭いコースにはミスマッチです。
凄いトルクです!1速で全て周れてしまいますよ。
同じコースなので、少しつまらない。。
せっかくの時間がもったいないですよね!
後で聞くと2時間目の内容を最初の時間に走ってたとか。。
どうも生徒の割には教官が少ないみたいです。
(安いので仕方ないか…)
※3時間目
この時間から急にレベルが上がります。
課題のS字・平均台・クランク・スラローム
大型二輪の難題が続々です。
レベルが上がるのに、休日のせいか生徒数が非常に多く
教官があたふたしてます。
ろくに練習も出来ないまま、終了時間です。
最後に教官から
「このままだと補修がつきます」
えっ、どういうこと??
もうちょっと練習させて下さいよ~。。
※4時間目
コースは同じですがAT車です。
スズキのskywave400です。
最近ではBIGスクーターが人気で非常に事故も多いらしいです。
教習過程で一度は乗らないといけないです。
操作は楽ですがバランスがMT車に比べ難しいです。
意外とホイールベースが長く、スラロームやクランクでは
パイロンをひっかけそうになります。
1時間も乗れば慣れます。
※5時間目
ようやく課題に集中できます。
しかし、この時間はもう見極めになります。
(ろくに教えてもらってないのに…。)
教習車はXJR1300です。
恐ろしくパワーがあります!
課題は無難にこなせるようになりましたが、あんまり説明を聞けてなかったので
コースの所々で間違った解釈しているところが。
もう1時間乗る事に。。
※5時間目+1時間
いよいよ見極めです。
この頃にはある程度課題もクリア出来るようになります。
安定して乗れてないと2段階には進めません。
当たり前ですが2輪なのでバランスを取りながら
発進→加速→コーナーリング→停止
このような作業を同時に行います。
前輪ブレーキだけかけるとバランスを崩しやすいです。
課題の低速ゾーンでは後輪ブレーキ(右足)を多用します。
曲がる時は前ブレーキ(右手)はかけません。
使うと一発でバランスを崩します。
若かりし頃の癖で、路肩を抜けるときにいつでもブレーキかけれるよう
アクセルを回しながら、指2本をブレーキにひっかけてました。
それと、左足のクラッチ操作でレバーの下に足を置いてしまうという癖も…。
転倒した時に足が巻き込まれてしまいます。
その他諸々とありました。。
しかし、この頃には大学時代の癖がようやくぬけました。
見極め良好でいよいよ2段階に突入です!
これから検定まで乗っていたXJR1300です!
xjR1300.jpg
このXJRはいかついです!
トルクが750とは桁違いです。
さすがに国産なのはめっちゃ乗り易いんです!
安定してますし、よく曲がり、よく止まります。
エンジンを止めて手押しする時は、えらく重いですが。。
教習課程で400に乗るのですが、おもちゃのように感じます。。
(中型ユーザーの皆様ごめんなさい)
いやいやそれだけ大型が凄いんですよ!
課題コースの紹介です。
《クランク》
Lクランク.jpg
気を抜くと後部でパイロンを巻き込んでしまいます。
大回りで周るのがコツです。
ゆっくり抜ければ問題無しです!
実は私ですが、コースがわからない時に
クランクを一度だけ逆走しました。
教官の目が点になってました。。
《S字》
S字.jpg
最初の進入を気をつければ大丈夫ですね。
理想は一定のスピードで旋回です。速すぎず、遅すぎず。
前ブレーキは厳禁でリアブレーキで調整します。
半クラッチ多様でポテゴケ防止です。
この課題もさほど難易度は高くないと思います。
《平均台》
平均台.jpg
中型で7秒、大型で10秒以上で通過しないといけません。
落ちたら即刻検定中止になります。
両足でタンクを挟み、目線は先を見ます。
バランスはハンドルを小刻みに左右に振ります。
大型はパワーがあるのでバランスがとり易いです。
《スラローム》
スラローム.jpg
スラロームは7秒以内に通過しないといけません。
テンポ良く左右に車体を倒します。
これもまたリアブレーキを使います。
進入でブレーキ → 倒す → アクセル開ける → 起こす
の繰り返しです。
半クラとブレーキ、アクセルを上手に使わなければ難しいです。
女性が苦労されてました。
【第2段階】
※1時間目
いよいよ検定コースです。
教官に
『コース覚えてきた?』
えっ、全然何もみてないよ…。。
この一時間、コースもろくにわからぬまま
迷いながら終わってしまいました。
※2・3・4時間目
急制動・危険回避・Uターン・8の字・悪路走行
などなど。。
急制動は一定の区間から加速し、40㎞/hからのブレーキングです。
これはイージーでした。
後は体験的なもので検定ではやりませんでした。
検定コースを走るのですが、ここの交差点では1台しか進入できないとか
ここで指示器を出す、確認…と短いコースでもやる事いっぱいです。
残り時間も少ないので覚えれるかなと不安でした。
※5時間目
シュミレータ―
bike2.jpg
ゲーセンみたいです。
この機械、かなり高価みたいです。
このシュミレーターにやられました。。
完全に画面に酔ってしまいました。
気持ち悪い~
※6時間目
シュミレータ―の後、すぐにこの時間でした。
気分悪く酔ったまま教習でした。
しかも最後の難関“波状路”があります。
波状路.bmp
XJR1300でトライですが、このバイクの特性で
エンストしやすいんです。
ここでつまずいてる女性ライダーさんがかなりいました。
ハシゴを地面に置いたような突起物が並んでいて
約5秒かけて立ち姿で通過します。
早すぎても遅くてもバランス崩します。
脱輪・転倒は検定即中止です。
この課題もろくに練習できないまま終わりました。
酔ったせいか、今までほとんど落ちた事のない平均台も
何度も脱輪してしまいました。
こんなんで大丈夫か?
教習終わって尚更酔って事を痛感です。
家に帰ってもふらふらでした。
かなり余談です。
免許取りに行っている私が言うのはなんですが、
乗り物酔いがひどいんです。
船なんかはかなりやばいです。
自分の運転は大丈夫です。
※7時間目
見極め
この時間でミスしているようでは見極めは不合格です。
波状路が全然出来てないので特訓です。
しかし…、今日のXJRとの相性が悪いのか
何度のエンストしてしまします。
確かにマシンの個体差はあるみたいです。
97号車でした。乗りにくい。。
+1時間乗らないといけないか~
と思ってましたが、見極め良好という事でした。
不安だけを残したまま、検定に臨む事に!
【卒業検定】
午前8時30分に集合です。
休みの都合もなかなかつけれないので、一発で受かりたいですね。
そう思うと余計に緊張してきます。
検定前の説明やらで本番までやたら時間がかかります。
その日は13人いてて2グループにわけられました。
それで、なんとトップバッターです。
待たされるよりましか…。
フットサルの公式戦でのPKも最初をよく任されるので
ここは気合入れていきます!
いざ走り出します。
なんだろう、38歳を目前にしてこの緊張は。。
あ~、ウインカー消し忘れた。
とりあえず、課題までは無難にこなせたかな?
それにしてもガチガチです。
S字は難なくクリア、そして問題の波状路です。
止まってしまうとアウトなので原点覚悟少し早目通過します。
緊張し過ぎて、ヘッピリ腰で最悪です。
通過しただけみたいな~(しょうがないか。。)
平均台も絶対に落ちないように通過。
クランク・スラロームはパイロンに気をつけて、
なんとか?ガチガチになりながらも完走しました。
完走したという事は合格ということですね。
(減点超過だと途中で止められます)
検定員から
「波状路早すぎ~」
とのおしかりを受けます。
けれど、教習中に私がこの波状路でゆっくりの限界を試してる時に
「もっと早く通過して~」
と指示してた方も同じ人です。
どっちやね~ん!
合格なんで、そんな事どうでもいいです。
結局、卒業式やらでお昼までかかりました。
卒業検定の自己採点 30点
楽しんで通っていたので、もう少し乗りたかったな~

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